本年も淡路島伊弉諾神宮に参拝に参りました。
伊弉諾神宮は、日本神話の古事記の最初、日本の島々を作る(生む)ところにある伊弉諾の尊(男神)と伊弉冉の尊(女神)の伊弉諾の尊にまつわる神社です。
神代に男性女性という区別が初めてできた最初の神であり、男性から女性に告白しなければ良い子供が授からない!とかいろんな教えがあります。
また天上界・地上界につぎ黄泉国(みよのくに)が初めて現れます。
ある時イザナミノミコトが火の神を生んだ時その時のやけどが原因で亡くなり黄泉国(みよのくに)にお隠れ(亡くなり)になられました。イザナミノミコトがいなければ国造りができないと考えたイザナギノミコトはイザナミを追いかけます。イザナギは『このままあなたがいないと国造りができない』とイザナミに伝え、黄泉国(みよのくに)の入り口までイザナギがやってくるとイザナミが入り口の向こう側で『私はこちらの食事を食べたのでそちらにはいくことができませんが、そこまでいうならこちらの神に承諾をもらってきますのでこの入り口からのぞいたりしないでください!』→この物語は鶴の恩返しのお話の原型といわれています。
しかし、待てど待てどイザナミが現れないのでしびれを切らせたイザナギは、とうとうイザナミのいるところを覗いてしまいます。するとそこにいたのはあの美しい姿のイザナミではなく見るに忍びないひどい姿をしたイザナミでした。その姿をみられたイザナミは大好きなイザナギに醜い姿を観られたことに腹をたて黄泉国(みよのくに)からイザナギを殺そうと追いかけます。イザナギはこれはたまらないと逃げ切り、穢れたからだを清めるため禊をしてその時に生まれたのが、アマテラス・ツクヨミ・スサノオの三貴神です。この世を任せたイザナギは淡路のこの地で余生を暮らしたとされています。
駐車場は、無料の駐車場があります。30台くらいでしょうか?新年以外なら大体駐車できますよ!
駐車場から正面に向かいます。
鳥居をくぐり二つ目の鳥居をくぐると左手に日時計が見えます。
この日時計ですが、伊弉諾神宮の位置がちょうど夏至・冬至・日の入り・日の出などの方向に重要な神社等があるいわばレイラインとなります。このレイラインの考察もしていくと楽しいと思います。のでいろいろ訪問して考察していこうと思います。
この日時計ですが、日陰になっててその意味をなさなくなっているのが現状ですが、、、
この伊弉諾神宮から真東に伊勢神宮、実はその手前に神武天皇陵のある橿原神宮と大神神社(三輪山)があります。この位置も意味のあるものと考えます。また真西ね目を向けると対馬の一宮海神社があります。その途中に厳島神社がありまたその位置もレイライン上にあるということになります。
また。夏至の日の出の位置には諏訪大社、夏至の日の入りには出雲大社とこの二社は非常にゆかりのある二社になります。日本神話に出雲の神の子が争いに敗れ諏訪に逃げたとされます。夏の日の出が息子夏の日の入りが親ということになります。
冬至の日の出は那智大社、こちらは、八咫烏(ヤタガラス)やご祭神(熊野夫須美大神)の結宮です。縁結びの神様です。冬至の日の出の出会い(那智大社)と夏至の日の入りの出会い(出雲大社)はちょうど対角線上にあるということになります。
非常に面白いです。
日時計の奥にご神水なるものがあり、ほぼどなたにも見つからず静かにたたずんでいます。なんだかご利益ありそうなのでこちらで手水の禊をしてから参拝することにしました。
本来の手水舎はこちらです。↓
いよいよ、本殿入り口です。
こちらで参拝をすませて、
右手へまわります。
夫婦大楠
元は二本の木が成長するに連れて合体して一株になったと云われ、平安時代中期からすでに奉祭されてたと云われます。
また、伊弉諾、伊弉冉の二柱が宿るともされています。このことから夫婦円満、安産子宝、良縁縁結等のご利益があるとされています。木の高さは約30メートル、兵庫県の指定天然記念物です。
参拝すると力強さを感じますよ!!
さて次に奥へ進むと
左右神社です。
この社のご祭神は 天照大御神と月読神です。伊弉諾が禊をした際に右目と左目から生まれた神様です。
ちなみに、天照大御神は太陽神 月読神は夜の神様 ツキを読むから占いなどの神様とも、、、
こちらで伊勢神宮を参拝できるようなものです。
続いては こちらです。
住吉大社→大阪の住吉大社の本殿はこちらを向いております。
ご利益は、商売繫盛、縁結び、子宝、家内安全、恋愛成就です。
鹿島神社→茨城県の鹿島神宮がこちらにもあります。ご祭神も同じです。
ご利益は、勝利祈願、必勝祈願、縁結び、安産祈願です。
続いてこの二社
竈神社→台所の守護神であり火の神様です。
ご利益は、火伏せ(防火)、農作、家畜の守護、結婚育児等の家族の安全等
根神社→素戔嗚尊をご祭神としているとのこと
ご利益は、五穀豊穣、厄除け、学問上達等
神殿の真裏に参拝所があります。
ここは裏参拝所といいます。神様に一番近い参拝場所であり、御祭神はこの裏から出入りするといわれている為こちらでも参拝するとさらにご利益があると思います!!!
最後は、お好きな方はおみくじして、御朱印は入り口門の右手にあります。
最後は池の橋を渡って現世に戻る感じで参拝終了です。!!!