2024年年始早々能登半島地震により激震の走った日本でした。本当に災害は無慈悲です。心よりご冥福をお祈りしますとともに、お見舞い申し上げます。神戸の震災や東北の震災などたくさんの犠牲がありました。自然の猛威には人間は無力ということを感じざるを得ません。
古事記ではイザナミが日に1000人殺すと言い、イザナギが日に2000人生むと言うことが伝えられています。太古の昔より自然災害は身近なものだったんだと考えさせられます。
そこで、今年は寒気が南へ張り出す一月下旬に伊勢神宮へ参拝に参りました。
今年は、外宮→内宮→ツクヨミ宮→上田神社→猿田彦神社の順番で参拝しました。
まずは、外宮から参拝します。外宮は豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)様をお祀りしています。約1500年前天照大神のお告げにより京都よりこちらへ迎えたことに端を発するとあります。この神様は天照大神様の食事を司る神様であり衣食住・産業の神様でもあります。食べるのに困らないように私は参拝しております。
外宮の入り口橋を渡って『火除橋』入ってすぐ右手には清盛楠(キヨモリグス)があります。平清盛が勅使として参向した際に冠にさわった為切らせたと伝説が残る木です。実際に切られた跡が残っています。※あくまで伝説ですが・・・
清盛楠を背中に手水舎の向こうには遷宮館があります。中は撮影禁止の為写真はありませんが、休憩所もきれいで、外には池があり景色もきれいです。
鳥居を二つくぐり本宮へ向かいます。
現在は向かって左手に鎮座されていますが。
20年に一度の式年遷宮で2033年次回は右手に移動されます。この式年遷宮ですが、日本人の心ともいえると思います。日本人は新しいものがすきですよね?新築の建物であったり、新しい洋服、新しいお店等この式年遷宮は20年に一度新築に建て替えられるのです。この日本の湿潤な気候は西欧と違い木を使い木は湿気を帯び耐久性をなくします。よって20年に一度新しく作り変える習慣ができたのだと考えております。この新しいサイクルこそ日本人の新しい物好きの心のDNAにきざまれているのでしょう!
西洋のように石の文化ではなく、四季があり温暖湿潤な気候が大きく文化を分けたのだと思います。
②へ続く